SURE, YOU CAN GOね!


by kick717
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パリジェンヌ忍法秘帖・巻物

もっとも会得したい技のひとつは忍法着回し術。

もっとも欲しいのはパリジェンヌ忍法秘帖。

そして忍法秘帖の「巻物」の部。
「巻物」すなわち、スカーフ、マフラー、ストールなど。

学生時代最も憧れだったのは、パリジェンヌのさりげない日常着。
シンプルなのに気が利いてる。
高くないのにおしゃれ。
チープ・シックってやつですね。
パリの街角スナップに登場する女の子やオトナの女性の着こなしには、なぜか一朝一夕にはまねできない何かがあった。

その正体は何なんだろうか。
もちろん体型・顔の大きさ・髪の色などの物理的な一面もある。
しかし実はその正体は「積み重ね」なのではないか、と最近気づいた。

十数年前パリに旅行したとき、赤い大判のストールを買った。
カウンターの奥に重ねられた、色見本なみのグラデーションで積み重ねられていたストール。その中で朱色に近い赤を選んだ。

買った日はクリスマスで、店員たちはシャンパン飲みながらほとんど接客もせずという状況。それもあってか、本当は他の色も見て何枚も買えばよかったのだが、おとなしく1枚だけ買って店を出た。

帰国してからストールを巻いてみたものの、似合わない。
肩にかけても巻きつけても何かが違う。
そう思いつつも、毎年定番として使っていてかれこれ十数年。
ところがおととしあたりから、妙に似合うようになってきた。

何が起こったのか?
ひとつには年齢。
若々しくパンと張った顔より、枯れてきたくらいの顔の方が、首も隠せて顔色もよくみえる等効果が出やすいのでないか。
さらにおしゃれの技術。
昔より自分に似合う服を選ぶようになり、そこにうまくプラスできるようになったのかも。
そしてXファクター。
これが十数年の積み重ねの忍法。
同じように巻いてるのに何かが違うのだ。

巻物の技術はきっとパリジェンヌのDNAに刷り込まれてる。
母親もその母親も粋に巻物を使いこなしていたはずだ。
そういうのってすぐに真似できない積み重ねに違いない。

使いこなす気合というか、心意気。
ここまで言うとオーバーかもしれないけど。

日本には逆にパリジェンヌもうらやむ忍法があるのかもよ。

しかし毎年後悔するのは、なぜあのときあと5枚くらい違う色をまとめ買いしなかったのか、ということ。
あれほどの色数は日本では見たことがない。
しかも大きさが絶妙。
たまにいい色と大きさのを見つけても数万したりする。

たいていの「あのとき買っておけばよかった」という後悔はすぐに消えるけど、こればかりは十数年続いている。
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by kick717 | 2006-11-01 14:32 | 日々是好日